はじめに:あの時代の「憧れ」が、すべての原点
はじめまして。 当ブログ「Retro Motors Premium」の管理人、Dと申します。
このサイトに辿り着いてくださったあなたは、きっと私と同じように、80年代、90年代という、日本車が最も輝き、そして最も過激だった時代の記憶に、心を焦がした経験をお持ちなのではないでしょうか。
私が子供の頃に見た雑誌のページ、ブラウン管の向こう側で繰り広げられるレースシーン、そして物語の中で描かれた伝説的なマシンたち。リトラクタブルヘッドライトが開き、ターボが唸りを上げ、甲高いエキゾーストノートが響き渡る…そのすべてが、強烈な「憧れ」として私の心に刻み込まれました。
このブログは、その「憧れ」の正体を、自分自身の言葉で、どこまでも深く、そして誠実に探求したいという、ただ一つの想いから始まっています。
私の経験と、このブログの「立ち位置」
ここで、このブログの「立ち位置」を明確にするために、私の経験について正直にお話しさせてください。
私は、このブログで熱く語っているような伝説的なスポーツカーを所有した経験はありません。サーキットでタイムを競ったり、オーナーズクラブのミーティングに参加したりしたこともありません。私の情熱は、あくまで「憧れ」から生まれた、知識への探求心です。
では、なぜ私が車の構造や維持について語れるのか。 その原点には、長年私の「相棒」として、そして「師匠」として、多くのことを教えてくれた一台のパジェロミニの存在があります。
ある日、私は「自分の相棒のことは、自分で面倒を見てみたい」という純粋な好奇心に駆られました。専門知識などありません。ただ、工具を握り、サービスマニュアルを片手に、ボンネットを開けることから始めました。
初めて自分の手でエアフィルターを交換した時の、少し埃っぽい匂いと確かな達成感。 固く締まったオイルフィルターを、汗だくになりながらレンチで回した時の、あの忘れられない感触。 真っ黒に汚れたオイルが流れ出て、黄金色の新しいオイルがエンジンに注がれていく様を、固唾をのんで見守った時間。
それは、ただの部品交換という作業ではありませんでした。 クルマという精密な機械の「命」に、ほんの少しだけ触れられたような、そして、自分の相棒と初めて本当の意味で「対話」ができたような、そんな感覚でした。
もちろん、パジェロミニとRX-7は全く違うクルマです。しかし、ボルトを一本締めることの重要さ、オイルという「血液」を循環させることの意味、フィルターという「内臓」をケアすることの大切さに、車種の違いはありません。
このささやかな実体験が、私に**「機械への敬意」と「構造への探求心」**を教えてくれました。カタログスペックを眺めるだけでは決して得られない、リアルな手触り感のある知識の土台を築いてくれたのです。
当ブログが目指す場所:憧れと現実の架け橋
このブログは、私の持つ二つの要素を掛け合わせて作られています。
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憧れから生まれる、徹底した「探求」 80~90年代の専門誌、整備書、開発者インタビュー、そして信頼できる公式サイトの情報。手に入る限りの文献を読み解き、一つのテーマを深く、多角的に掘り下げます。なぜこの車は伝説となったのか?その背景にある物語を、徹底的なリサーチに基づいて紐解いていきます。
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実体験から生まれる、地に足の着いた「視点」 どんなに素晴らしい名車も、人の手によってメンテナンスされて初めて走り続ることができます。私のメンテナンス経験は、あくまで基本的なものです。しかし、だからこそ「これから自分で触ってみたい」「中古車を買ったけど、何から始めればいいか分からない」という、初心者の方の目線に立つことができます。機械の構造をリスペクトし、現実的な視点を忘れない。それがこのブログの根幹です。
私たちは、単にスペックを羅列するサイトでも、個人的な愛車自慢をするサイトでもありません。**憧れの対象である名車たちと、それを維持していくという現実。その二つの間に、信頼できる「情報の架け橋」を架けること。**それが、このブログの目指す場所です。
読者の皆様へのお約束
このブログを運営するにあたり、読者の皆様に以下のことをお約束します。
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私たちは、常に誠実であり続けます。 自身の経験の範囲を正直に示し、憶測や不確かな情報で記事を作ることはありません。すべての情報は、責任を持ってリサーチし、可能な限りその情報源を明記します。
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私たちは、情報の正確性を追求し続けます。 万が一、記事内に誤りがあった場合は、速やかに訂正し、その旨を明記します。皆様からのご指摘も、真摯に受け止めさせていただきます。
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私たちは、クルマを愛するすべての人々を歓迎します。 ベテランオーナーの方も、私のように憧れから情報を探している方も、これから免許を取る若い世代の方も。誰もが安心して楽しめる、健全なコミュニティを目指します。
終わりに
ここまで長いプロフィールを読んでいただき、本当にありがとうございました。
「Retro Motors Premium」は、特別な経験を持たない、一人のクルマ好きの探求の記録です。しかし、この記事を読んでくださっているあなたと、あの時代の名車たちへの「好き」という気持ちを共有できたなら、これほど嬉しいことはありません。
このブログが、あなたの知的好奇心を満たす書斎となり、そして時には、あなたのガレージライフに寄り添う、ささやかな友人のような存在になれたら幸いです。
どうぞ、ごゆっくりとサイト内の記事をお楽しみください。
Retro Motors Premium 管理人 D